滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

できるコトづくり制度

滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

2022.07.29

活動報告

「フードバンク」フードバンクまいばら

2022年7月22日、フードバンクまいばらの活動を訪問しました。フードバンクまいばらの「フードバンク」は、2022年度のできるコトづくり制度はじめて助成1年目の活動です。今日は食品の回収ボックスを回るというのでお邪魔しました。
 
フードバンクまいばらの代表の津田さんは、2人のお子さんを育てている真っ最中。その忙しい合間を縫って仲間たちと協力しながら2週間に1度、市内に設置している食品の回収ボックスをめぐり、中に入れられている食品を集めています。
 
フードバンクまいばら 米原市米原学びあいステーションへ向かうところ 
 
まず向かったのは、米原駅からも近い、米原学びあいステーションでした。
  
「ボックスに入れていただく(寄付される)食品の賞味期限は1か月以上ものを、とお願いしているので、期限切れにしないために早めに回収するようにしています。毎回、入っているかどうかはわかりませんけど……。」
 
と、津田さんにお話を聞きながら私も同行しました。
 
玄関を入ると真正面にボックスが設置されています。
 
フードバンクまいばら 回収ボックスの中に入っていた缶詰5個 
 
中を確認すると、こんなに缶詰がありました。ありがたいことです。
 
津田さんは米原学びあいステーションの方にあいさつしてから、次の設置場所へ向かいました。
 
フードバンクまいばら 次の回収場所へ向かう。米原市役所へ入るところ 
 
今度は米原駅に隣接している、米原市役所に設置されているボックスを確認するのです。
  
市役所内には2か所あり、職員用ランチルームと、もうひとつは3階の市民部自治環境課の窓口です。
 
フードバンク米原の活動のようす 米原市市役所自治環境課窓口に設置されたボックスをのぞき込む課の職員と津田さん
 
自治環境課窓口は市民も、市の職員の方も、どなたでも食品を寄付できます。
 
同課の大塚さんも見守る中、ボックスを確認しましたが、今回は何も入っていませんでした。
 
「市役所でも一日だけのフードドライブを行ったことがあるので、職員も一応フードバンクについてはわかっていると思います。これから認知度が上がれば……。」
と大塚さん。
 
「市内にはあと2か所、全部で5か所設置しています。まだまだ、知名度が低いので今後も市内のイベントでブース展示をお願いするなどして広報活動をするつもりです。」
と津田さん。
 
大塚さんにあいさつして市役所を出て、次に津田さんは用意しておいた食品を子ども食堂へ渡しに行きました。目的地は、市役所から歩いて数分のNPO法人わっか です。こちらで開催している子ども食堂は、参加費食事代は無料。予約もなしでOK。居場所として開けておられる日にも、来ている子どもや若者たちが、お菓子や軽食を食べることもあるそうです。
 
「他の団体でも、ここは『こんな食品があるとうれしい』と、配布対象者も活動内容も様々なのでニーズもそれぞれに違ってきます。
なので、こちらも各団体と相談しながら、ニーズに合ったものを選んでお渡しするようにしています。」と津田さん。
 
在庫があるものを渡す、ということではないのですね。考えてみれば当たり前のことですが、改めて細やかな心配りが必要な活動なのだとわかりました。
  
フードバンクまいばらロゴ  
 
最後に、津田さんにフードバンクの活動を始めるきっかけを尋ねてみました。
「私は海外旅行が好きなのですが、海外に行くと貧困問題を目の当たりにします。日本に帰ってくると、食品が大量に破棄されるにもかかわらず、一方で食品が行き渡らず困っている人がいる。なんとかならないのか、とモヤモヤしていました。知人が近隣の市でフードバンクの活動を始められた様子を見たり聞かせていただいたりしました。そんな時、米原市内のNPO法人わっか主催の居場所づくりリーダー養成講座に参加したところ、副代表の三輪さんと出会って、ご縁があって二人で始めることにしました。」とのこと。
 
何もかも初めてでわからない中、できるコトづくり制度の応募書類を書くのも苦労されたそうです。
 
しかし、フードバンクまいばらは、昨年(2021年)の秋から活動を始めたばかりとは言いながらも、市内の社会福祉協議会、NPO法人米原市多文化共生協会、近江・米原学びあいステーション、市役所、と既に協力体制を取り付けています。ほかに、さまざまな企業にも声をかけているのだそう。広報なども含めて、地道に活動をされています。
 
こうして活動を続けるうちに少しずつ知名度もあがり、協力してくださる方も増えていくことでしょう。これからも応援しています。
 
 
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お近くを通る時、ぜひフードバンク活動にご協力ください。
 
『食品回収ボックス設置場所』(2022年7月末現在)
 
・米原市役所本庁舎 3階 自治環境課窓口と職員用ランチルーム
・SCプラザ(米原市人権総合センター)玄関窓口
・近江学びあいステーション 正面玄関窓口横
・米原学びあいステーション 正面玄関ホール
 
 
『2022年今後のイベントブース参加予定』(2022年7月末現在)
 
・8月6日 「SUN・3・サンバ」@近江学びあいステーション
・8月11~13日「つくる未来展」@米原市役所本庁舎
・11月 「めぐり市」@近江学びあいステーション
・11月 「ウーマンフェスティバル」@SCプラザ
・「地域共生社会フォーラム」日時・場所未定
 
 
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