2026.06.16
2026年5月31日(日)の午前中、い香か-ikoka-が主催する「子どもとの毎日が変わる ペアトレ連続講座」(4回のうちの2回目)に伺いました。会場は、キラリエ草津(草津市立市民総合交流センター)の会議室です。
い香か-ikoka-は、「学校に行きづらい・行かない選択をしている小中学生の居場所 いこか」を運営している草津市の団体です。「行ってみようか」と、気軽に立ち寄れる居場所づくりをされています。2025年度はできるコトづくり制度の活動1年目の助成を受けて「学校への行きづらさや育ちに不安を感じる家庭を支える学びとつながりの地域連携事業『いこかプラス』」という活動を行います。(記事の最後に「いこかプラス」のチラシを掲載しているのでご覧ください)
この写真は、会場に展示されていた講座の内容を示すもの。
今日伺った「ペアトレ連続講座」の講師は、4回とも公認心理師の小池由香里さんです。テーマは、1回目「ほめ上手」、2回目「観察上手」となっています。
2グループに分かれて座り、グループ内で自己紹介が終わったら、2人一組になり1回目に出されていた宿題をお互いに共有することから始まりました。
各前回からの1週間でお子さんのよいところを見つけてほめるポイントを、たくさん書き出しています。ペアになって伝えるうち、次第に打ち解けてお互いにうなずく場面が増えていきました。
それから小池さんのお話です。
「応用行動分析が私の専門です。心はブラックボックスで見えないものですよね。
だから見ることができる子どもの行動をよく見ていこう、というものです。」
子どもの気持ちや考えは目に見えませんが、結果としての行動は見える。
だから、行動をよく見ることで、その行動の原因を考え、大人からの働きかけ(言葉や接し方)を変えることができれば、子どもの行動も変えていける、ということです。
だからこの講座が連続4回で、段階を追って大人が変わっていけるような構成になっているのがわかりました。
小池さんは、途中で参加者からの「子どもをほめる場面を見つけられない」というような具体的な悩みを受け、それに対して「こうしたらいい」と、すぐに行動にうつせるアドバイスをされていました。
また、生活の中で、どういう場面でどう子どもをほめるかを、2人一組で相談しながら考える時間があり、参加者の皆さんは、悩みながらも楽しそうに盛り上がっていました。
これをシートに書いて持ち帰り、実際にお子さんに声をかけてみるのが宿題でした。それを次回に持ち寄り、結果を共有します。
このように、座学だけでなく家庭での実践も取り入れた講座だと、講師に相談しながらチャレンジできるので心強いですね。
講座について、い香か-ikoka-スタッフの重藤さんにお話を伺いました。
「今回の講座は、16組の方々にご参加いただいています。
参加者は、保護者、教員、小中学校の支援員、心理士、フリースクール関係者など、多岐に渡ります。
支援者の方の参加が多く、学んだことを仕事に活かしていきたいと思っておられるようです。皆さんとても熱心にご参加くださっていますよ。」
確かに、皆さん熱心でした。職業として子どもと接する方が多いのも、常にスキルアップを目指していらっしゃるのだな、と心強く感じました。
今回の講座の中で、個人的に印象に残ったのは、小池さんの「子どもが食器をひっくり返すと、親は近くに行って『なにやってるの?やめなさい!』と怒りますよね。でも、子どもからすると怒られたことよりも、父母が駆け寄って来るのがうれしくて、またひっくり返す、ということになっていないでしょうか」というお話でした。
親はよかれと思って叱っているつもりでも、それが子どもにとって、どう受け取られているのか考えてなかったのではないかと、ハッとさせられました。
小池さんは、「どう子どもをほめるか、癖にしてしまえばいいですよ」とも話され、気楽に取り組むことができそうでした。
子育てに悩んでいる保護者や支援者の皆さんに学ぶ場を提供する、この活動がもっと広まってほしいと感じました。
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