滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

できるコトづくり制度

滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

2020.06.09

活動報告

「地域のつながりで食品ロスを減らす」特定非営利活動法人 カズン

2020年6月3日、この日は特定非営利活動法人カズン(以下カズン)の「地域のつながりで食品ロスを減らす」事業「フードドライブせいらん」(仮称)の初日でした。もともと、大津市晴嵐学区で「晴嵐みんなの食堂」を4年間続けてきたカズン。食堂を開いているうちに、なかなか食事が食べられない子どもがいることに気づきました。また一方では多くの食材が廃棄されて現実があることから、両方をうまくつないで食の循環を実現しようと「フードドライブせいらん」(仮称)を始めることにしたのです。

 この事業は、2020年度できるコトづくり制度の活動助成を受けています。
 

「フードドライブせいらん」(仮称)チラシ

 
それまでの食堂活動から生まれた地域とのつながり経由で広報し、決まった日時、決まった場所に食品やその他の物品を届けてもらい、スタッフが受け取ります。また、欲しい人には事前に申込をしてもらって食品などを使いやすく分けておき、受け取ってもらうようにします。
 
初日のこの日は午後3時から7時の間に欲しい人が受取に来てもらう、ということでした。取材をしている間にも、1人、2人と尋ねて来られました。冷蔵庫の中にも食品がぎっしり入っていました。部屋の中においてある椅子やテーブルも寄付してもらったものだそう。
 
すぐ渡せるよう小分けして箱にセットされた食品の画像

 
箱にセットされているのは、野菜や練り物などの食料品でした。
 
「たくさんの方に協力してもらっているんです。地域の民生委員さん、フードバンクびわ湖さん、ほかにもいろんな方のおかげで、この場所が借りられることになりました。場所代など、できるコトづくり制度の助成金を使わせてもらっています。」とスタッフの一人、森本さんからお話を伺いました。
 
入り口のようす

 
入口には、黒板の表示が置かれていました。男性お二人は、ボランティアとしてカズンの活動を支えておられるそうです。
 
新型コロナウイルスの影響で予定よりも一か月ほど開始が遅れましたが、これから需要と供給のバランスを振り返りながら半年間継続し、その様子を見て地元の商店街など地域に協力を呼び掛けていくそうです。
 

「フードドライブせいらん」(仮称)の内部。冷蔵庫の中にもお渡しするための食品が入っていて、スタッフが仕分けされていました。
 
食品を使ってほしい方、また、助けてほしい方、いずれも大津市晴嵐学区外の方も歓迎です。カズンにお申込み・問い合わせください。
 
 
〒520-0843滋賀県大津市北大路1-4-15
2階 カズン事務所
1階 フードドライブせいらん(仮称)(連絡はカズンへ)
TEL&FAX: 077-537-5922
E-MAIL: info@casn.org
HP http://www.casn.org/