滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

できるコトづくり制度

滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

2019.10.24

活動報告

「フードボックス設置事業」フードバンクびわ湖

2019年10月4日、フードバンクびわ湖の事務局長、堀豊さんにご案内いただき、はじめて助成の「フードボックス設置事業」の拠点を訪ねました。
 
団体名の「フードバンク」とは、一般社団法人全国フードバンク推進協議会の説明によると「安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動」とあります。
 
また、フードドライブとは、食べ物を学校や職場などに持ち寄り、まとめてフードバンクや社会福祉団体などに、寄付する活動のことです。
 
フードバンクびわ湖の活動のようす画像 
 
堀さんに連れて来てもらったのは、フードバンクびわ湖が県内に複数持つ拠点のひとつとしている施設です。普段は使われていないので「集めた食品を保管するのに使ってもよい」と許可をもらって使っています。
 
室内には、ずらりと食品が並べられていました。これらは協力してくれている企業や個人から提供されたものです。お茶、乾麺、調味料、袋菓子など。
堀さんの車には折りたたみ式のコンテナボックスが常時積んであり、連絡をもらったところに行って提供された食料品を受取り、ボックスに入れて拠点へ持ち帰り必要としている人のところまで運んでいます。
 
フードバンクびわ湖の活動のようす画像 
  
(写真提供:フードバンクびわ湖)
試験的に行った、県庁でのフードドライブで集まった食品約350点の目録を三日月知事から受け取る代表の曽田さん、事務局長の堀さん
 
「フードバンクびわ湖は、2018年に活動を開始したばかり。実績がなく、知名度も低いので、なかなか活動が広がっていきません。そこで先日、知事に直接話をしに行き、県庁の本庁内に勤める職員対象のフードドライブを開催し(2019年9月)、複数のメディアに紹介してもらいました。とにかく知ってもらい運動が広がるよう積極的に企業や社会福祉協議会、行政などを回っています。
 
フードバンクびわ湖の活動のようす画像 
 
代表の曽田俊弘さんは、10年前からお米の寄付の活動を続けていて、このシールが貼ってある米袋全部そうなんですよ。
  
ついこの前は、冷蔵庫を寄付してもらって、要冷蔵の食品も寄付してもらえるようになりました。今回の助成金で、車に乗せて食品を回収するコンテナボックス、のぼりを作成しました。有り難いです」と堀さん。
 
なぜ堀さんは、ここまでフードバンクやフードドライブ活動に奔走できるのでしょうか?その理由を尋ねてみました。
 
「活動を始めるきっかけは、代表の曽田さんたちに『一緒にやりましょう』と頼まれたことでした。でも、実際に活動を始めてしばらくして、小学校の時の親友のお母さんに再会した時に聞いたことで、自分ごとになりました」。
 
堀さんは、親友が小学生の時に病気が原因で亡くなったと聞いていました。ところが、30年以上経ってお母さんから聞いた本当の死因は餓死だったのです。
 
「お母さんはご自身も危ない状況で入院され、当時は誰にも本当のことが言えなかったのだそうです。今はお元気になられ、この活動を応援すると言ってくださいました。ぼくは『友達の分もせな!』と感じたのです。行政サービスを知らない人には、それを知らせます。でも、制度の隙間からこぼれてしまう人もいます。表には見えないだけで、困っていることを言わない人、言えない人は、地域に確実にいます。目の前に食べられない人がいたらどうしますか? ほっておけないでしょう」。
 
フードバンク、フードドライブは、気軽に参加できる地域での助け合い。もっともっと広がって欲しいと思いました。
 
フードバンクびわ湖の活動のようす画像 
 
食品提供、ボランティアスタッフ、ともに募集中です。 

(お問合せ) 
フードバンクびわ湖 事務局長 堀さん 080-8522-0220