滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

できるコトづくり制度

滋賀県内で活動する団体に、コープしがが活動資金を助成します。

2021.12.02

活動報告

「図書館と本でつながる子育て支援事業」Mom’s fun

2021年11月17日、近江八幡市加茂町にある、子育て支援センター「クレヨン」を訪問しました。この日10時から11時半まで参加費100円で、NPO法人Moms fun(マムズファン以下Moms fun)による○○(まるまる)絵本の日が開催されました。Moms funは、2017年度から、子育て中の保護者同士が情報交換や育児相談、地域交流の場として、みんなが楽しめる居場所づくりを目指して活動を続けています。
○○(まるまる)絵本のイベントは小学校入学までの親子、8組(予約制)が対象です。この日は、9か月の女の子とお母さん、小さな男の子とお母さん2組の親子が参加されました。 
 
マムズファン活動の様子お絵かき
 
最初に、ご挨拶をして名前のシールを貼ると、少し緊張気味のお子さんと、お絵かきしたりシールを貼ったりして、緊張をほぐしていきます。描いた絵は本日の副題「プラレールであそぼう」にもあるプラレールのトンネルの柄になります。徐々に緊張がほぐれてきたところでプラレール開始です。
 
男の子とお母さんはどんどん線路をつなげ、街を作り、電車を走らせていきます。お母さんの手際の良さに驚いて聞いてみると、「小さいころ兄弟とやっていました。」とのこと。家ではこんなスケールではやれないとのお話で、お子さんだけでなくお母さんもとっても楽しそうに一緒に遊ばれている姿が印象的でした。
   
マムズファン活動の様子プラレールで遊ぼう
 

そうこうしているうちに、2組目の親子が来ました。お兄ちゃんのころから、お世話になっているとのことで、スタッフの方とも気軽にお話ししています。
そのうちに、絵本の読み聞かせが始まりました。絵本の内容は、遊んでいたプラレールにちなみ、電車に関するものや、月齢に合わせた様々な絵本がそろっています。女の子が絵本に身を乗り出している姿が、とっても可愛らしかったです。 
 
マムズファン活動の様子絵本読み聞かせ
 

小さなお子さんは上手に走るプラレールを興味津々にじっと目で追っていたり、お兄ちゃんは転がってきたおもちゃを女の子に手渡してあげていたりと、年齢の違う子供たちにも交流が見られ、ゆったりとした微笑ましいあたたかな時間が流れていました。
 
代表の秋村さんにお話を聞きました。
「以前はみんなの○○(まるまる)caféと題して、予約制で大人500円子ども100円(0歳児無料)で、季節の野菜を使ったあたたかいスープを用意し、参加された皆さんと一緒にいただいていましたが、コロナ禍であまり開催できなくなりました。でも、こうやって遊びを中心に変えた○○(まるまる)~のイベントにも、いろんな方が参加してくれています。今は予約制でやっているので、キャンセルが出るとどうしても人数的にさみしくなる場合もあり、いろんな人に参加してもらいたいのですが、敷居が高くなっているのかもしれません。まだまだ、こうしたら、ああしたらうまくいくかもと、いろんな葛藤があります。」
 
お話を聞いていると、一組でも多くの子どもとお母さんが、安心して、楽しく、笑顔になれる環境や交流の場を、どうやったら作れるか、本当に多岐にわたって考えておられ、日々前進しようとする姿勢が印象的でした。
また、スタッフのみなさんもとても楽しそうに一緒に遊んでいる姿が、初めて来た親子でもリラックスして楽しめる空間になっていました。まるで前から知っているご近所さんと遊んでいるようで、驚きました。
 
いろいろな、ワクワクするあったらいいな……を形にするために、一歩一歩しっかりと歩んでいられるMoms funさんの活動を、これからも応援しています!
 
みんなの○○cafeの活動は▼こちらから確認できます。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。